出生前検査
「親になるということ、おなかの赤ちゃんの検査を考える前に知っておいてほしいこと」
(出生前検査認証制度等運営委員会ウェブサイトより)
妊娠がわかったみなさんへ
~妊婦健診では行われないおなかの赤ちゃんの検査について~
ご妊娠おめでとうございます。どんなかわいい赤ちゃんが生まれてくるのか、楽しみにされていることでしょう。それとともに、赤ちゃんは順調に育っているのかな?お産はどんな感じかな?など、気になることがあるかもしれません。
近年の科学技術と医学の進歩とともに、おなかの中の赤ちゃんについてわかることも増えてきています。情報は多ければ多い方がよいと考えている人もいるかもしれませんが、情報が多くなると悩みの種が増えるということもあります。ここでは、通常の妊婦健診には含まれない検査である、おなかの赤ちゃんの出生前検査についての基本的な考え方を「Q&A」の形式でまとめました。
おなかの赤ちゃんは、お母さん、お父さんに全てを頼っています。それぞれの検査で何がわかるのか、わからないのか、などについての情報を十分に得た上で、検査で何を知りたいのか、検査結果がわかったらどうしたいのか、などについて良く話し合い、おなかの赤ちゃんとご夫婦にとって、納得のいく選択をしていただきたいと思います。そのためのさまざまな相談窓口についても紹介していますので、お気軽にご利用下さい。
Q&Aについて
Q1.出生前検査って何?何のために行われるの?
出生前検査とはおなかの赤ちゃんが病気を持っているかを調べるために行われます。
ここでは赤ちゃんの病気の中でも、特にからだを作る遺伝情報をもつ染色体(せんしょくたい)を調べる検査について記載しています。
通常の妊婦健診の中で行う検査とは違い、すべての人が受ける検査ではありません。
受けないことで妊娠・出産に際して困ることもありません。
赤ちゃんの染色体について知りたいかどうかは、妊婦さんやそのパートナーの考え方によります。
知った時にどうしたいのかを考え、あなたの気持ちに基づいて決めることです。
出生前検査を受けるかどうかに限らず、おなかの赤ちゃんについて心配な事があれば、まずは妊婦健診を受けている産婦人科にご相談ください。
Q2.出生前検査にはどのようなものがあるの?
赤ちゃんの細胞を直接調べて、染色体疾患などを診断する検査(確定的検査)には、羊水検査や絨毛検査があります。
一方で、赤ちゃんに病気がある可能性を調べる検査(非確定的検査)として、母体血清マーカー検査、超音波検査、NIPTなどがあります。
検査によってわかる内容や精度、リスクは異なるため、それぞれの特徴を理解した上で選択することが大切です。
Q3.遺伝カウンセリングって何?
出生前検査についての正確な情報を正しく理解し、さまざまな問題点を整理することによって、一人ひとりが納得できる選択をするためのお手伝いをするのが遺伝カウンセリングです。
妊婦さんやパートナーが安心して過ごせるよう、専門家が一緒に考えながらサポートします。
Q4.赤ちゃんが生まれながらに病気を持つことはよくあるの?
赤ちゃんの3〜5%は、何らかの先天性疾患をもって生まれると言われています。
検査を受けてもすべての病気がわかるわけではありませんが、妊婦健診を継続して受け、赤ちゃんの成長を確認していくことが大切です。
Q5.母親の年齢が高いと病気のリスクが高まるの?
一部の染色体疾患では、年齢とともに頻度が上昇することが知られています。
ただし、年齢だけで判断できるものではなく、赤ちゃんが先天性疾患を持つ確率が急に高くなるわけではありません。
Q6.他の人はどうしているの?
日本では、さまざまな理由ですべての妊婦健診の約1割程度の方が何らかの出生前検査を受けていると報告されています。
出生前検査について正しい情報を知って、一人ひとりがよく考えて決めることが大切です。
Q7.病気が見つかったらどうするの?
赤ちゃんの病気の種類によっては、医療や福祉のサポートが必要になることがあります。
不安もあると思いますが、病気や障がいも含め、お互いを認め合い支え合う社会の中で、さまざまな支援制度も整えられています。
Q8.家族の病気は赤ちゃんに影響するの?
お母さんやパートナーの病気で、赤ちゃんの健康状態に影響するものは一部です。
気になることがある場合には、妊婦健診を受けている産婦人科医師にご相談ください。
Q9.赤ちゃんの病気は家族に影響するの?
赤ちゃんに病気があると聞くと、妊婦さんやご家族の方も不安になることがあります。
必要に応じて専門の医師や遺伝カウンセラーと相談しながら、情報を整理していくことが大切です。
Q10.どこで相談できるの?
出生前検査についての相談は、妊婦健診を受けている産婦人科でできます。
必要に応じて、遺伝カウンセリングなど専門機関への紹介を受けることもできます。
Q11.いつから相談できるの?
気になった時には、いつでも相談できます。
妊娠を考えるとき、妊娠がわかったとき、妊娠中、子育てが始まってからなど、不安なことがあればいつでもご相談ください。
Q12.何を相談したらよいの?
おなかの赤ちゃんの検査についてだけでなく、赤ちゃんの病気に関すること、ご自身やご家族の病気のことなど、妊娠やその後の子育てに関する悩みについても相談できます。
カップルでよく話し合う場をもちたいと感じたときなどにも、お気軽にご相談ください。
当院で可能な検査
- 妊娠初期胎児精密超音波検査(妊娠11週~13週)
FMFのライセンスを持つ医師が、胎児の基本的な構造確認の他、NT計測、鼻骨確認、三尖弁血流、静脈管血流を計測します。
- コンバインド検査(OSCAR検査)(妊娠11週~13週)
妊娠初期超音波検査に併せて、採血で妊娠初期母体血清マーカーを検査します。妊娠初期超音波検査より精度は上がるといわれます。
- NIPT検査(妊娠10週~15週)
当院はNIPT認証施設です。染色体異常のうち13.18.21トリソミーについては99.9%判明します。
- クアトロ検査(妊娠15週~17週)
コンバインド検査やNIPTの検査時期を逃した方。
- 羊水検査(妊娠15週~17週)
症例により実施
費用
| 妊娠初期胎児精密超音波検査 | 15,000円 | |
|---|---|---|
| コンバインド検査(OSCAR検査) | 40,000円 | |
| NIPT | 検査費用 | 90,000円 |
| NIPT 施行前カウンセリング※1 | 8,000円 | |
| クアトロ検査 | 25,000円 | |
| 出生前遺伝カウンセリング※2 | 8,000円 | |
| 羊水検査(G band) | 120,000円 | |
※1 原則ペアでの受講が必要です
※2 自費のカウンセリングとなります











