不妊治療

卵管鏡下卵管形成術(FT法)

卵管鏡下卵管形成術には、健康保険が適応されています。

卵管鏡下卵管形成術(FT法)、なかなか聞きなれない言葉だと思います。 不妊治療のうち、卵管が詰まったり、狭くなることで、卵子や精子が卵管を通ることができない卵管性不妊を対象にした、内視鏡治療のひとつです。 カテーテルと呼ばれる細い管を、膣から子宮内に挿入し、内視鏡で卵管内の状態を確認したり、癒着を剥離して通過性を回復させる体に負担の少ない治療法です。また、この卵管鏡下卵管形成術には健康保険が適応されています。

 

治療方法

  • ①内視鏡(卵管鏡)と、細い管(カテーテル)を子宮内に挿入します
  • ②カテーテルを子宮から、卵管に近づけます
  • ③カテーテルの風船(バルーン)を膨らませて、卵管の中へバルーンを進めます。
    閉塞・狭窄した卵管を広げます
  • ④卵管内の様子を、卵管鏡を使って観察します
手術時間 約30分
手術後の最短入院日数 当日帰宅が可能
手術後の傷跡 なし
麻酔 静脈麻酔
手術後の痛み ほとんどなし

 

治療後の確認

子宮卵管造影で見る通過性回復の様子

  • FT治療前
    ①卵管が詰まっている画像
  • FT治療後
    ②卵管の通過性が回復した画像