胚培養士

胚培養士とは「生殖補助医療胚培養士」のことで、エンブリオロジストとも呼ばれる学会認定資格を持った医療技術者を指します。主に培養室において、精液検査や人工授精・体外受精の精子処理、体外受精や顕微授精、胚培養の管理、凍結融解を行っています。

顕微鏡下での繊細な作業が多い仕事ですが、お預かりしているのは““命の源”ともいえる患者様の大切な卵子と精子です。そんな中、日々心がけているのは丁寧で正確な仕事。患者様のお顔を思い浮かべ、それぞれの卵子や精子の個性も見極めながら、命と向き合っています。

また現在、体外受精を受ける女性のほとんどが仕事と家庭を両立しています。そのため、採卵が近づいたタイミングで個別に胚説明をさせていただき、採卵後の卵子の成長過程や治療の流れを説明。採卵後のスケジュールを事前に説明することで、仕事をしながらでも通院しやすい環境作りの手助けになればと考えております。

さらに当院では医師、胚培養士、看護師、受付スタッフと、院内全体でしっかりとコミニュケーションを図ることで情報を共有。患者様のストレスを少しでも軽減し、治療がスムーズに進むよう心がけています。一人でも多くの患者様が妊娠され、笑顔で卒業できるようお手伝いできれば幸いです。